


借金地獄で自殺する人はどのくらいいるのか
借金地獄で自殺でなんて、絶対にしないで下さい!
というのが、このサイトで私が伝えたいメッセージのひとつです。
他の記事の中でも繰り返し叫んでいるので、
耳にタコかもしれませんね。
自己破産等、債務整理を筆頭に、
要するに、借金地獄には抜け出す方法がいくつもあるんだから、
自殺するほどのもんじゃない、ってことなんですが、
今回はちょっと見方を変えていきたいと思います。
「借金地獄で自殺をする人がどのくらいいるのか」。
それが今回のテーマです。
これを知るためには、
警察庁が自殺者統計というものを出しているので、
それを覗けば分かります。
以後、17年度の自殺者統計を元に話を進めていきます。
それによると、
まず、3255人の人が「生活・経済問題」で自殺しています。
借金地獄だけではないでしょうが、
お金が足りないということで共通してます。
で、この3255人というのが、
全体の自殺者の中でどのくらいの割合を占めるかというと、31%。
年代などを無視して、トータルで見ると、自殺の原因としては第2位です。
1位は4145人で41%を占める「健康問題」です。
ただ、年代のことを考えると、
壮年・老人期の人が健康問題で自殺を図るケースが多く、
20〜50代では「生活・経済問題」が自殺の第一原因となっています。
それどころか、20〜45歳の男性、15歳〜35歳の女性においては、
日本人の「死因そのもの」の第1位です。
つまり、おおよそ若い日本人が死ぬのは、
借金地獄などを背景とした自殺なのです。
これはヒドイことです。
衝撃を受けるべきことです。
悲しいことです。
そして、恥ずべきことです。
借金の原因となる貸金業を規制するのはもちろんですが、
私達も債務整理など借金地獄を抜け出す方法について知識を深め、
借金地獄が自殺するに値しないものだということを知るべきです。
微力ながら、このサイトでそのお手伝いが出来れば、幸いです。


